感染症の感染経路を知りましょう!

2013.02.13

感染を成立させる要因として、(1)感染源(2)感染経路(3)宿主の3つがあげられます。これら3つの要因が重なると感染症が起こります。
通常、感染源(病原体の量やその病原性)と宿主(ヒトの免疫状態)を管理することは困難です。したがって感染を起こさないようにするには、病原体がヒトに侵入する感染経路を遮断することが重要となります。

今回は、主な感染経路についてご説明します。

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感染経路

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染の大きく3つに分けられます。

(1)空気感染

飛沫核(5μm以下の粒子)が、空気の流れによって拡散します。
主な疾患...結核、麻疹、水痘、レジオネラ肺炎など

(2)飛沫感染

微生物を含む飛沫が短い距離(1m以下)を飛びます。飛沫(5μm以上の粒子)は床に落ちます。
主な疾患...髄膜炎、肺炎、インフルエンザ、風疹など

(3)接触感染

直接あるいは間接的に、感染源に接触して伝播します。
主な疾患...MRSA、VRE、病原性大腸菌O157など

その他の感染

●一般担体感染

汚染された食品や水などによって伝播します。
主な疾患...食中毒など

●媒介生物による感染

蚊、ハエ、ネズミなどの動物や害虫によって伝播します。
主な疾患...マラリア、日本脳炎など

現在インフルエンザは流行状態にあります。問題になっている感染症の感染経路を知ることで、より効果的な対策を行えるのではないでしょうか。弊社では清掃の他に、消毒滅菌施工も承っております。感染症対策でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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