夏季の新築・改築後に発生しやすい昆虫について

2015.06.30

高温多湿の日本の夏が近づいて参りました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
時節柄、湿度の高くなる時期に、発生する事例について述べたいと思います。

お客様から「新築・改築直後なのに、昆虫類が屋内で発生したのですが・・・」というお問合せをいただくことがあります。「綺麗にしたのになぜ?」と疑問に思われるのが当然でありますが、実は誰にでも起こり得ることであります。

このような事例で観察される昆虫類として

①ヒラタキクイムシ類などの木材害虫

 →使用した木材に最初から生息

②コクヌストモドキ類やシバンムシ類などの貯穀害虫

 →壁紙などに使用した糊剤などに誘引されているのでは?との指摘もありますがはっきりとした原因は不明

③チャタテムシ類やヒメマキムシ類などの食菌性昆虫

 →建築資材に付着して持ち込まれたものや、改築前の壁内に居たものが出てきて繁殖

が挙げられます。

①や②は昆虫類の性質上、温暖な時期は活動期であるなどして、施工後対策が困難な場合もあります。しかし、③は持込時や出現時に既に大量発生しているのではなく、施工後の塵埃や湿度を好条件として繁殖していることが考えられます。特に夏季は高温多湿も相まって、建材の乾燥まで時間がかかってカビ類が繁殖し、これを餌として昆虫類が繁殖してしまうことがあります。夏季に新築・改築された場合、このような事態を予防するには空調を利用した温湿度管理、塵埃清掃や殺虫剤処理などが効果的です。

初期化清掃や殺虫施工については、弊社にご相談ください。

夏の虫2015.jpg

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