清掃作業にモップとロボット

2018.03.01

1月17日から19日の3日間、東京ビッグサイトで「第2回ロボデックス ロボット開発・活用展」が開催されました。出展社数は前回の1.5倍となる200社。製造業で導入される産業用ロボットのほか、受付、介護、清掃などを行うサービスロボットにも注目が集まっていたようです。

http://www.robodex.jp/

1月30日に厚生労働省が発表した2017年の平均有効求人倍率は1.50倍で、依然として人手不足の状態が続いています。この人手不足の解決策のひとつとして、さまざまな企業(とくにサービス業の分野)がロボット技術の活用に注目しています。ビルメンテナンス(清掃業界)においても同様で、すでにオフィスビルやホテル、商業施設などで清掃ロボットが導入されています。

ビルメンテナンス企業が清掃ロボット導入に際してまず着目するのは、作業品質や安全性ですが、一番大きな課題は採算性ではないでしょうか。

ロボットが自動で清掃するといってもすべての業務を行うわけではありませんから、人とロボットの作業をいかに組み合わせて業務効率を向上させるかがポイントとなります。また、従業員の人的コストとロボットの導入コスト(点検費や修理費、緊急対応など)も比較検討しなければなりません。こうした課題を解決できれば、清掃ロボットは人手不足緩和の一助になると考えます。

労働力人口が減少する中、ロボットが私たちを手助けしてくれるよきパートナーとなる日もそう遠くはないかもしれません。

経済産業省「ロボット新戦略」
http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150123004/20150123004.html

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