家庭用品の中のアスベスト

2021.02.08

2020年末から、珪藻土バスマットやコースター等へのアスベスト混入が問題となっています。
これを受けて厚生労働省は以下の対応を取るとともに、通常の使い方で使用する限りはアス
ベスト飛散の恐れはないが、削ったり割ったりすると飛散の恐れがあることを呼びかけてい
ます。

≪厚生労働省の対応≫

図:囲み部分.png

建物に使用されるイメージの強いアスベストですが、今回のように家庭用品に使われていた
という歴史もあります。

経済産業省が業界に行った調査の結果、電気製品、ガス・石油製品などの一部の製品でアス
ベストが使用されていると分かっています。
洗濯機、冷蔵庫、掃除機、エアコン、ストーブなどは、ほとんどはアスベストがパッキンに
使用されています。パッキン以外には、こたつのヒーター保持部材やオーブントースターの
コードなどにも使用されています。
この調査によりアスベスト使用が判明した774製品中762製品については、通常の使用でアス
ベスト飛散の恐れはないとされています。

アスベストが禁止になる以前の製品、アスベストの使用が禁止されていない国で製造された
製品にはアスベスト含有の可能性があります。


厚生労働省 石綿含有製品等の製造、輸入、譲渡、提供又は使用の禁止の徹底について
      https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000698974.pdf

環境省   「アスベスト含有家庭用品の廃棄について」
      https://www.env.go.jp/air/asbestos/housewares/

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