一般家屋に使用されているアスベスト建材

2016.06.28

皆様、アスベストと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
多くの場合、体に悪い影響を与える、工場等の施設やショッピングセンターの立体駐車場などで使用されている等があげられます。

公共施設に限らず、一般家屋にも使用されていますが、では、果たして何処にアスベストが使用されているのかご存知でしょうか?
今回はどのようなものが使用されているのかを一部ご紹介させて頂きます。

・石膏ボード(プラスターボード)[含有製品製造期間:1970年~1986年]
  部屋内の壁・間仕切壁・天井等に使用されており、クロス貼りで仕上げられています。
・けい酸カルシウム板[含有製品製造期間:1960年~2004年]
  火を取り扱うキッチン付近の間仕切り壁や壁等に使用されており、塗装仕上げが多いようです。
・スレートボード・フレキシブル板[含有製品製造期間:1931年~2004年]
  火を取り扱う箇所、ユニットバスではなく通常の浴室施工時の天井等に使用されています。

※上記三種は建築資材として多く使用されている建材で、全て工場等で成形されている板状のものです。含有製品製造期間については国土交通省(目で見るアスベスト建材)を参考にしております。

建材によっては古くから最近まで含有されているものが一部あり、含有建材使用の建築物がまだまだ残っている状況です。法律改正がたびたび行われて適正な工事が実施されるようになりましたが、それでも充分な対策がとりきれていない場合があるのも事実です。
正しい知識を身に付け、自己防衛できれば良いのですが建築材料の種類や工法、アスベストの特性など様々な情報を精査しなければならず、大変煩雑になってしまいます。

弊社ではアスベスト建材の調査を実施しております。
建築物の解体・改修・リフォーム等に関わる建材について気にかかる事や不安な事がありましたら、是非、御一報下さい。少しでも皆様の不安を取り除くお手伝いを出来れば幸いです。

カテゴリー:

ページの先頭へ戻る