酸化エチレンガス(エチレンオキシドガス:EOG)の測定について

2023.06.14

私たち作業環境測定士は

よく酸化エチレンガス滅菌器を使用している病院やクリニックへ作業環境測定にお伺いします。

 

滅菌には色々な方法がありますが、酸化エチレンガス滅菌は低温で滅菌できるので加熱による

材質の変化がなく、浸透性が高いため包装状態でも滅菌可能なことから、今でも使用している

ところが多いかと思います。

 

温度条件などによりますが、酸化エチレンガス滅菌はだいたい滅菌工程で24時間、エアレー

ション工程で812時間かかります。

酸化エチレンガスには発がん性があるので、滅菌工程の中で滅菌後に残留ガスを除去するエア

レーション工程が必要となり、他の滅菌方法と比べて時間がかかります。

 

しかし、エアレーションがきちんと出来ておらず、残留ガスが残っていると滅菌器解放時に作

業者が吸い込んでしまう恐れがあるため、作業場での酸化エチレンガスが人体に害がない濃度

であるかということを作業環境測定で測っています。

 

滅菌器に物を詰め込みすぎたり、ガスが抜けにくい形状の物があったりすると、いつも通りの

時間でエアレーションをかけていても残留ガスが抜けにくいことがあるので、滅菌する物など

によって滅菌をかける量やエアレーションの時間を調整することも大事な対策です。

 

作業環境測定を実施する日時が決まったら、その時間までにエアレーション工程まで終了して

いるように滅菌をかけて、私たち作業環境測定士がお伺いするまで滅菌器は開けずに待ってい

てくださいね。

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