【石綿含有建材調査】改修・増築時に施工された建材を見落とさないポイント

2024.10.07

建築物の解体・改修工事前に行う石綿の事前調査では、現地での目視調査の前に新築時の建

築図面や改修・増築時の履歴等を基に書面調査を実施します。

 

古い建築物は、新築時のまま使用され続けられている事もありますが、多くの場合は設備の

更新や間取りの変更等、増築・改修されている可能性が高いです。

 

増築・改修を行った場所は新築時とは違う建材が施工されており、新築時の建築図面には載

っていません。増築・改修履歴から建材の変更やその建材の製造年代を予想する訳ですが、

建築物所有者の変更・管理者の変更・所有者の世代交代等により、増築・改修の履歴の情報

が得られない場合があります。

 

そういう場合は建物の現在の所有者や利用者へのヒアリングを行ったり、新築時の建築図面

と相違している建材が使われているエリアについて重点的に目視確認を行い、施工時期の違

いによる建材ごとの石綿の有無を判断することが重要です。

 

新築時と同じ用途で使用されている部屋でも、改修工事後では新築時と異なる年代の建材が

施工されている訳ですから、新築時の建材と同一と考えて石綿の有無の判断をする事はでき

ません。

 

当社では、経験・実績のある有資格者による建物解体・改修工事前の事前調査(書面調査・

目視調査)や分析調査を承っております。アスベスト調査・分析についてお困りの際は、お

気軽にご相談ください。

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