メンタルヘルスの4つのケア
2023.10.24
令和4年度の「有職者」における自殺者数が8,576人おり令和3年度に比べて586人増加していることが
分かりました。
自殺の原因・背景には「交際問題」、「経済・生活問題」、「健康問題」、「家庭問題」、「勤務問題」
など様々な要因が連鎖する中で起きています。
私たちの職場でも「メンタルヘルス不調」による、うつ病・自殺を未然に防ぐためにも労働安全衛生法
第70条の2第1項の規定に基づく指針として 2006年3月に新たに指針された「労働者の心の健康の保持
増進のための指針」における4つのケアの利用を計画的に行う事が重要です。
【4つのケア】
◆セルフケア
労働者自らが心の健康保持増進のために行う活動
◆ラインによるケア
管理監督者が部下である労働者の心の健康の保持増進のために行う活動
◆事業所内産業保健スタッフ等によるケア
事業場内産業保健スタッフ等(産業医、衛生管理者、衛生推進者、保健師等)が労働者の心の健康の保
持増進のために行う活動
◆事業所外資源によるケア
事業場外の様々な機関が事業場に対して心の健康づくり対策を支援する活動
メンタル不調は業務効率の低下、勤務業況・対人関係の悪化などで気づくことができます。
部下や同僚、自分自身でいつもと違う事に早く気づくことが重要です。
セルフケアを行い、ライフスタイルに無理がないが検討を、それでもよくならない場合は上司や産業ス
タッフ、事業所外の医療機関で医師に相談することが大切です。
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