年末と言えば...大掃除について
2023.12.07
12月になり、大掃除の時期になりました。
年末で思い浮かぶ家事と言ったら大掃除ですよね。
1年間溜まったホコリを掃除し、気持ちよく年始を迎えられるように大掃除をするおうち
が多いと思います。
今回は大掃除の歴史と由来についてです。
・大掃除の由来は【煤払い】
年末の大掃除の由来は、12月の宮中に欠かせない行事だった煤払いをするという風習が
あったことが由来です。日本の文化の習慣としてはとても長い歴史があります。
昔は家の中にかまどや囲炉裏などがあったので、掃除の際は室内にたまった煤を取り除
く必要がありました。
当時はこの煤を払うこと=掃除だったという事から煤払いと言われるようになりました。
この習慣は、新年を迎える前に家や職場などの環境を掃除することで、新年の始まりを
祝い、心身共に清めることを意味します。
また、日本のお正月の準備としても行われます。大掃除は、家族全員で行うことが一般
的で、新年を楽しむために家庭内での空気を清新させることが目的です。
⇒煤払いの「煤」とは
煤はものを燃やしたときに出る煙の中に含まれている黒い粉状のものです。
・大掃除のタイミングは...今は昔とは異なり、特に決まりがないのが現状
昔は12月13日に煤払いとして大掃除することが最良の日と言われていましたが、現代
は仕事納めなどで忙しい時期と重なってしまう事が多く、年内には終えられるようにスケ
ジュールを組む方も多くいます。
理想としては12月13日~12月28日までに済ませるのが良いとされています。
そして縁起を担ぎたい人は掃除を行う日にこだわることもオススメです。
・12月29日「二重の苦」を連想させ縁起が悪い。
・12月31日 大晦日に大掃除をして正月飾りを飾るのは一夜飾りとなり、年神様に失
礼にあたるので、縁起が悪いと言われています。
また、年明けの1月1日はお家に来てくれた年神様を掃き出し、福を逃すことになるため
年末年始での大掃除は避けた方が良いでしょう。
~掃除するときのポイント~
1.「上から下」「奥から手前」の順番で始めましょう。
ほこりは上から下へ積もっていくので、下から掃除をしてしまうと2度手間になってしま
うことがあります。
2.奥から手前の順番で掃除すると効率よくできます。
床の掃除をする際、手前から掃除をしてしまうと、ゴミを足の裏にくっつけたまま奥に向
かって行くことになるので、効率よくありません。
3.ホコリ汚れは濡らさない。
汚れている部分を濡れ雑巾で拭く際は、汚れが広がってしまったり、固まってへばりつい
てしまう場合があるので、最初にモップなどでほこりを取り除きましょう。
「ハンディモップ」や「はたき」などを使用してほこりを落とす際は、ほこりが舞わない
ように絡め取るように動かすことがポイントです。
大掃除の日にちや掃除のやり方などにも注目してやってみると、いつもとはまた違う気持
ちで新年を迎えられるかもしれませんね。
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