以前ニュースになった外来生物の現状は?
2017.09.30
今尚ヒアリの分布拡大のニュースが伝えられております。しかし、一時期のように頻繁な報道はなされなくなってきました。同様の外来生物で以前に大きく取り上げられたものは、現在どのような状態になっているのでしょうか?
代表的な種類について調べてみました。
[1]セアカゴケグモ
オーストラリアや東南アジアなどに多く生息する、体の全体が黒色で腹部に赤い斑紋を持つ毒グモ。1995年に大阪府で初めて発見されて以降、日本国内での分布は広がり続け、現在南は沖縄県から北は岩手県までで確認されています。
[2]アルゼンチンアリ
アルゼンチン原産で繁殖力が強く、攻撃性の高いアリ。国内では1993年に広島で確認されて以降、現在では横浜まで分布を広げています。
様々な外来生物が発見されるたびに大きな話題となりますが、目新しさを失うためなのか、時間が経つにつれて報道されることも少なくなってしまいます。しかし今回取り上げた外来生物の生息地域は広がり続けているのが現状で、継続した監視・管理が必要だと感じます。
カテゴリー:衛生環境管理サービス