ノロウイルスについて
2023.12.27
ノロウイルスは、ヒトにおける急性胃腸炎を引き起こす複数の関連ウイルスの総称です。
【疾患の特徴】
・急性発症の嘔吐
・腹部けいれん
・悪心
・頭痛
・発熱
・脱水症状(もっとも一般的な合併症)
【主な感染経路】
・経口感染
・接触感染
・飛沫感染
・空気感染
ノロウイルスは伝染性が強く、感染を引き起こすにはわずか100個のウイルスで十分であると考えら
れています。
直接の人から人への拡大か、便で汚染された食物や水を通じた、糞口経路で主に伝播します。
また吐瀉物からの飛沫によっても拡大し得ます。
環境中でも比較的安定しており氷点下でも60℃までの加熱でも生存可能です。
便や吐瀉物で汚染された物品、環境面と手を通じて口腔粘膜が接触することでウイルスが伝播します。
ノロウイルスのアウトブレイクは年中起こりますが、80%は11月から4月に集中しています。
【予防策】
・徹底した手洗い:帰宅時、調理前、食事前、トイレの後、作業の前後はこまめに手洗いを行う
・環境の清浄:多くの人の手が触れる箇所をしっかり清掃、消毒
・食品の十分な加熱:中心部が85℃~90℃の状態で90秒以上の加熱を行う
・健康管理:手洗い、うがいで感染を予防。健康チェックを毎日実施
ノロウイルスが身近で発生した時は感染を広げない為に食器や環境などの消毒を徹底すること
嘔吐物などの処理の際に二次感染しないようにマスクや手袋を使うなど対策をしっかりしましょう!
カテゴリー:衛生環境管理サービス