身近な溶剤「キシレン」の危険性について

2012.02.26

キシレンは接着剤や塗料の溶剤として、印刷工場や製造工場など大変多くの現場で用いられている有機溶剤の一種です。また、身近なところではガソリンにも含まれており、排気ガス中からも検出されます。

無色で特有の臭気がある物質で、作業環境測定や化学物質過敏症等様々な場面で規制の対象となっています。

人体への影響としては高濃度では目や喉に刺激があり、頭痛・めまい・意識低下などを引き起こすことがあるとされています。
しかし発癌性にかんしては明確に裏付ける知見は認められてはおらず、IARC(国際がん研究機関)ではグループ3の「ヒトに対して発癌性があるとは分類できない」に評価されています。

キシレンは多くの用途で使用されており、作業環境のみならず生活環境の中でも検出されることがあります。このような「身近さ」は化学物質の暴露防止の観点からは、リスクを高めることになってしまうので普段からのモニタリングが重要なのだと思います。

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