適切な呼吸用保護具を使用しましょう

2013.09.30

労働安全衛生法等では、アスベストを含む粉じん発生環境での作業や有毒ガス・蒸気発生環境での作業など、一定の作業環境のもとで作業を行う際に は、事業者は作業者に保護具を使用させないといけないと規定されています。適した呼吸用保護具の着用は労働災害に遭わない為の有効な手段の一つと言えます が、誤った使用では呼吸用保護具を着用していないのと同じくらい危険なのです。

呼吸用保護具の種類を簡単にまとめると以下のように区分できます。
(花粉症用マスク等、労働災害用でないものは含んでいません。)

呼吸用保護具の種類

ろ過式は、有害物質を除去することはできますが、酸素を供給する機能はないので、酸素欠乏環境(酸素濃度が18%未満)では給気式を使用しなければなりません。又、防じんマスク・防毒マスクについては、厚生労働省の国家検定に合格したものを使用する必要があります。
さらに、防じんマスクは使い捨て式か取替え式か、粒子捕集効率、対象となる粒子の性状によって12種類に分けることができます。

呼吸用保護具は、メーカーの使用説明書等に基づき、保管・管理や使用前点検を行い、作業内容や作業時間等によって適切に使い分けることが大切だと思いま す。私共も作業をする際は十分気をつけていますが、皆様も保護具の着用が必要か、適切な保護具を着用しているか、再確認されてみてはいかがでしょうか。

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