職場の衛生点検を進めましょう

2019.05.21

職場には、すぐに判る危険と、見過ごしてしまい易い危険、知らないと判らない危険等が混在しています。健康に悪い影響を及ぼす有害要因としては、様々な有害物質、高温高圧、騒音振動などの物理的因子、腰痛原因やVDT作業等の作業様態、夜勤シフト等の勤務様態などが挙げられます。
私たちは作業環境測定機関として、衛生点検の目を持って作業環境測定を実施することを心掛けています。

★例えば皆様の作業場で、こんな危険を見過ごしてしまってはいないしょうか?

(1)室内が効果的に換気されてない。(図1)
換気扇を稼働しているが、近場の窓を開放しているために気流が短絡し、有害物質が室内に滞留することがある。
⇒対策として、空気の取入口から換気扇への空気の流れを作る。

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(2)局所排気装置の前で作業しているのに、有害物質に暴露している。(図2)
作業者が風上の有害物質と排気装置の間で作業者が作業している。
⇒対策として、有害物質の抑止のために溶剤の缶にフタで密閉、空き缶を換気の良い保管場所に移動する。

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 職場の衛生点検や作業環境の改善についてご相談がございましたらお気軽に問合せ下さい。

参考図書:
あなたの職場の衛生点検(公益社団法人 中央労働災害防止協会)
よりよい作業環境をめざして 有機溶剤編・粉じん編(公益社団法人 日本作業環境測定協会)

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