「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会」の報告書が公表されました

2021.11.24


厚生労働省にて進められておりました「職場における化学物質等のあり方に関する検討会」について、今後の化学物質管理に関する規制の見直しについての報告書がとりまとめられ公表されました。

これを受け、今後厚生労働省では労働安全衛生法に基づく関係法令改正の検討を進める方針となります。

公表内容は下記の通り複数の項目からなり、この中では特に[5年後を目途に特化則・有機則等の個別規制の廃止]など盛り込まれております。

①化学物質規制体系の見直し

(自律的な管理を基軸とする規制への移行)

②化学物質の自律的な管理のための実施体制の確立

③化学物質の危険性・有害性に関する情報の伝達の強化

④特化則等に基づく措置の柔軟化

⑤がん等の遅発性の疾病の把握とデータの長期保存のあり方

 

その他、[作業環境測定結果が第3管理区分である事業場に対する措置の強化]として

新たなばく露防止対策の事業者への義務付け措置や事業場内にて[化学物質管理者]や[保護具着用管理責任者]の選任義務などが示されています。

今後詳細検討が行われ、各事業者様にも影響が大きい改正内容が予想されます。

弊社でも随時情報収集を進めており、ご相談も承っておりますので、是非ご活用ください。

厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19931.html

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