配管、機械設備に使用されているアスベスト建材

2022.06.24

石綿事前調査の報告義務化により、事前調査の必要性がより注目されております。
アスベストは様々な建築材料に使用されており、専門知識がないと含有の有無を正
確に判断することは大変難しいです。

今回は工場などの配管やダクト、機械設備周りに見られる石綿含有の可能性のある
建材を一部紹介させて頂きます。

<配管保温材>
配管保温材としてはグラスウールが主に使用されている事が多いですが、ボイラー
等の直管部あるいは曲がり部分のエルボに石綿含有の保温材が使用されている場合
があります。パーライト、珪藻土、石綿けい酸カルシウム等が石綿含有保温材に該
当します。

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<煙突断熱材>
煙突は高熱排気を上方に逃がします。その際、排気が通る煙道も高熱の影響を受け
ます。したがって、煙突自体を保護するために煙突内部に耐熱性に優れた石綿含有
の断熱材が使用されている場合があります。煙突断熱材は雨水や地震の影響を受け
劣化しやすい建材でもありますので、取り扱いは慎重に行う必要があります。

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<ガスケット・ダクトパッキン>
アスベストは耐熱性、絶縁性、耐摩耗性等にも極めて優れた性質を有していること
から、バルブや継手などの配管機器のガスケットや配管ダクトのパッキンにも使用
される場合があります。

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<キャンバス継手>
ダクト継手部分に使用しているキャンバスにも断熱・保温を目的として、石綿が含
有している可能性があります。

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上記はあくまで一部に過ぎません。弊社には専門知識や資格を有するスタッフが多
数在籍しております。解体、改修の際のアスベスト調査についてお困りの際はお気
軽にお申しつけください。

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