見えない場所にもアスベストが使用されています
2023.01.19
アスベストらしき吹付け材料が露出しておらず確認できない場合でも、隠れたところに存在する可能性があります。例えば、天井裏や建物の外壁面などによく見られます。
天井裏は天井によって隔離されているように見えますが、空気の経路として天井裏を利用していることがあります。また、天井に設置された照明器具の配線は天井裏を通しており、通線部には空気の流通があります。さらに、天井面などに設置された様々な点検口の開口部周辺には隙間があり、ここにも空気の流通があります。
外壁面は空調機などにより、外壁に施工された材料周辺の空気を積極的に室内へ拡散している場合があります。
このようにアスベストらしき吹付け材料が露出しておらず確認できない場合でも、空気が流通する場所に施工されていることがあるため、見えないからアスベストがないという判断は不適切であると考えられます。しかしながら、見えない場所を自ら確認するのはアスベストに暴露する恐れがあるので、調査者等アスベスト調査の専門家に調査を依頼することをお勧めします。当社では専門の資格を有したスタッフが調査・分析を担当しております。アスベスト調査・分析についてお困りの際は、お気軽にご相談ください。
アスベスト対策Q&A - 国土交通省 (mlit.go.jp)
カテゴリー:環境測定・分析サービス