外壁にもアスベスト⁉
2023.06.08
法改正により、アスベストが使用されている可能性のある建物は調査及びその結果報告が
必要となりました。
年代によってもアスベストの使用の有無は確認できますが、外壁材などは区別がつきにく
く、素人判断では非常に難しい事です。
なぜ外壁にアスベストが使われてきたのか?
アスベストは室内だけではなく、外壁や下地材などあらゆる建材に使用されている可能性
があります。
「アスベストは危険性があると言われてるのになぜ使用されていたのか?」
そう思うかもしれません。
それはアスベストが安価であり、耐火性・断熱性・防音性・絶縁性などに優れてる為、主
に耐火・断熱・防音の目的で使用されていました。
アスベストは家じゅうのあらゆる場所で使用されている可能性がある為、解体や改修工事
前のチェックは念入りに行う必要があります。
アスベスト使用の可能性がある、外壁材の代表例は以下の通りです。
・サイディング
・押出成型セメント板
・フレキシブルボード
・ケイ酸カルシウム板第1種
・ストレート波板
外壁材は吹付材のような形ではなく、板状になっているものがほとんどです。
そのため、これまではアスベストが飛散する可能性が低いとされていましたが、やはり
解体・改修時には飛散の可能性が言われています。
さらにこれだけにとどまらず、外壁や塀に使用される仕上塗材や、下地調整剤などにも
含まれている可能性があります。
カテゴリー:環境測定・分析サービス