検知管測定について

2023.10.27

以前お客様から「その場で物質の濃度を知る事は出来ないか」とお問い合わせを

頂きましたので、ブログでも紹介させて頂きます。

 

その場で濃度を測定する方法のひとつとして、検知管測定がございます。

 

検知管は測定器とセットで使用し、対象ガスを通気させることで検知管内部の検

知剤と化学反応を起こし、検知剤が着色します。各メーカーにより、検知管本体

には濃度目盛りが付されており検知剤の変色域と濃度目盛りの関係から濃度を読

み取ります。

        検知管.png

検知管を使う場合のメリットは以下の様な点があげられます。

 

  • ・その場で測定結果を短時間で知る事が出来る
  • ・機器分析と比較してコストが安い
  • ・操作が簡単である

 

一方、以下の様な点はデメリットと考えられます。

 

  • ・機器分析に比較して精度が低い

  • ・妨害物質がある場合読み値に影響が出る

  • ・濃度補正が必要

  • ・対象物質による吸引量の違いや吸引後直ちに確認が必要

  • 温度や気圧等によって濃度に影響を及ぼす為、濃度補正する必要があります

  • (補正方法は検知管取扱説明書に記載しております)

     

    検知管はその場で濃度がすぐに分かり操作も簡単で扱いやすいですが、使用方法

  • や特性を理解した上で使用する必要があります。

      

    当社では作業環境測定士を含め衛生工学衛生管理者等のスタッフも所属しており、

  • 様々な目線からご相談をさせて頂きます。


    お困りごと等ございましたら是非、お気軽にお問合せ下さい。

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