~保護具着用管理責任者の職務について(保守・管理)~
2025.04.18
令和5年4月から化学物質のリスクアセスメントに基づいて、リスクアセスメント対象物を
製造し、又は取り扱う事業場では、保護具着用管理責任者の選任が義務化され、保護具着
用管理責任者が中心となって、保護具の着用などに関する施策を行っていると思います。
保護具着用管理責任者の職務の一つに保守管理があり、保護具の保守管理が適正に行われ
ないと、保護具に期待する性能が得られない等により労働者が化学物質にばく露される量
が多くなり、健康に悪影響を及ぼす可能性や、場合によっては死亡に繋がる可能性があり
ます。保護具が正常に機能するためには、日常的な保守管理を適切に行うことが必要です。
ほとんどの現場で対策をしっかりとられておりますが、稀に作業場に置いたままや、清掃
されていない保護具を見かけるため今一度ご確認ください。
保護具の管理をどう行えばいい?
① 使用後は保護具の清掃、点検を行い、必要に応じてフィルタの交換を行う。台帳などに
記載すると管理しやすいです。
② 使用後は作業場に放置することなく、清潔な場所で保管する。箱やロッカーなどに入れ
ていただくと管理しやすいです。
上記のマニュアルの細部事項、詳細につきましては、厚生労働省の皮膚障害等防止用保護
具の選定マニュアルをご確認下さい。
参考文献
1. 皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第2版2025.2:厚生労働省
カテゴリー:環境測定・分析サービス