タイ国の環境測定事情...タイ国工業団地視察報告

2012.01.26

2011年多くの日系企業が進出し、東南アジアのデトロイトとも称されるタイ国において、大洪水が発生致しました。2012年1月現在はバンコク中部以北の洪水は収束したものの、南部で豪雨が続いた結果、大洪水が発生し被害が拡大しています。 昨年11月の大洪水は、アユタヤからバンコクに向けチャオプラヤ川流域の7工業団地を直撃、被害を受けた日系企業は800社余りのうち約500社にのぼりました。 その他一部浸水という比較的軽微な被害を受けた工業団地でも、約80社中20社が日系企業でありました。

20120126_1.JPG

しかし、タイから完全撤退する、あるいは操業を停止するといった日系企業は見られません。
それどころか、投資熱がまだまだ冷めないタイ国では、タイ投資委員会(BOI)(http://www.boi.go.th/index.php?page=index)が2012年1月に早くも投資 フェアーを実施、日本からの参加企業をはじめ誠に盛況でした。

そのタイ国において、製造業に求められる法定環境基準値や測定法は、欧米先進国などのそれにならっており、中には日本より厳しいものもあります。 また外国資本の企業に対する監視は比較的厳しく、環境法の遵守はISO14001を取得するには必要不可欠であり、企業は充分な対策が必要です。

20120126_2.JPG

カテゴリー:

ページの先頭へ戻る