PM2.5とはどんなもの?

2013.03.14

最近ニュースでよく目にする「PM2.5」、これがいったいどんなものなのかご存知でしょうか?「大気中に浮遊している体に悪いもの」というようなイメージが先行して、実態が良くわからない方も多いのではないでしょうか。今回はPM2.5とはどういったものなのか、対策はどのようにすればよいのかなどをわかりやすく説明したいと思います。

微小粒子状物質(PM2.5)とは

微小粒子状物質(PM2.5)とは粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。PM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから、ぜんそくや気管支炎を引き起こすなど人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。

※花粉:スギ花粉の大きさは20?m?40?m、ヒノキ花粉は30?m?40?m
※黄砂:10?m未満

環境基準 

1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下 (平成21年9月設定) ※環境基本法第16条第1項に基づく人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として以下のとおり環境基準を定めています。PM2.5を始めとする大気汚染物質濃度の現在の状況については、環境省(大気汚染物質広域監視システム【そらまめ君】)や多くの都道府県等によって速報値が公表されています。

環境省大気汚染物質広域監視システム

対策

対策にはマスクの着用や空気清浄機などが挙げられますが、微小粒子状物質(PM2.5)は花粉と比べてかなり小さく防止するには専用の対策マスク(N95など)を用意する必要があります。※N95マスクは米国労働安全衛生研究所(NIOSH)が認定した規格で、直径 0.3 μmの粒子を、95% 以上の捕集効率を持つマスクのことを表します。

この時期は花粉や黄砂、PM2.5などが大気中に浮遊しているため、健康に影響(花粉症など)が出ている方が多く見受けられます。各目的に応じた対策が必要となりますのでご注意下さい。

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