昨年流行したデング熱、今年は大丈夫でしょうか?
2015.08.31
昨年の夏、日本国内でデング熱の感染が確認され話題となりました。
2015年8月26日現在、厚生労働省によるとデング熱の感染は確認されておりませんが、その可能性が無くなったわけではありません。
昨年のようにデング熱の流行国へ行った人が感染し、帰国後蚊(ヒトスジシマカ)を媒介者として感染の拡大がおこる可能性があります。
そういった場合、どのような対応・対策をとればよいのでしょうか?
<1> 海外へ渡航する予定のある人は、渡航先が流行国であるか否かを事前に確認し、流行国であった場合渡航時期の延期や渡航の中止を検討しましょう。また、どうしても行かなければならない場合、長袖・長ズボンなどを着用し、肌の露出を少なくすることで蚊に刺されないようにしましょう。
厚生労働省検疫所によると2015年8月28日現在以下の国々でデング熱の流行が確認されているそうです。
・中国 ・マレーシア ・フィリピン ・シンガポール ・カンボジア ・ラオス
・ベトナム ・オーストラリア ・フランス領ポリネシア ・サモア
・アメリカ領サモア
<2> 日本で感染者が出た場合、流行地域には行かないようにしましょう。知らない間に感染が拡大していることがあるので外出時は肌の露出を減らし、虫除けスプレーを使用するなどの対策をとりましょう。
<3>感染した場合、重症化することはまれですが早めに医療機関を受診しましょう。
以上、簡単に説明をしましたが、少しの知識でかなりのリスクを回避することができます。
デング熱対策についても頭の片隅においていただき、少しでも皆様のお役に立てていただければ幸いです。
<参考>
厚生労働省検疫所HP
カテゴリー:衛生環境管理サービス