野良ネコと衛生害虫
2020.02.14
「建物内に大型のハエ類やゴキブリなどがよく侵入してくる」
このような場合、建物の外部にハエやゴキブリの生息しやすい環境ができている可能性があります。
色々な原因が考えられますが、そのような環境を作る原因の一つが『野良ネコ』の存在です。
○獣糞
ネコの糞は、クロバエ科やイエバエ科などのハエ類を誘因する原因となります。
また、放置された獣糞は幼虫の餌となりハエ類の発生原因になります。
○ネコ餌
ネコ餌等が放置されている事がありますが、ネコ餌はクロゴキブリ等の餌にもなります。
また、餌の臭いがゴキブリ類やハエ類を誘因する原因になります。
○その他
野良ネコの場合、野生生物を襲ってできた死骸(鳥や鼠など)や、ネコ自体の死骸がハエやゴキブリなど害虫の発生原因になる可能性があります。
また、ネコが屋根裏など建物内に侵入した場合、
体に付着していたノミ類やマダニ類などの衛生害虫が、建物内で見つかってしまう場合もあります。
○最後に
以上のように、ネコ糞やネコ餌、動物の死骸などは様々な衛生害虫の発生原因となります。
建物周辺で見られた場合は、すぐに取り除くのが好ましいでしょう。
また、野良ネコなどが住処にしやすいような場所を敷地内に作らない事も重要です。
・廃材などを放置して、ネコが隠れられるような隙間ができている
・藪が茂っており視界が悪い
そのような環境が、敷地内にできていないでしょうか?
カテゴリー:衛生環境管理サービス