チョウバエの防除について

2022.06.14

排水溝や汚水槽など、有機物の多い水廻りでチョウバエという昆虫が不快害虫や衛生的
な問題となります。

         0614-1.png【チョウバエの成虫】

写真が、チョウバエの姿です。チョウバエの成虫は水廻り等でよく見かけます。前述し
たように、この虫が屋内にいると衛生的によくありません。チョウバエは幼虫の生息域
周辺に居ることが多いため、成虫を見つけたら、その周辺の水廻りに幼虫がいると考え
られます。

         0614-2.png【チョウバエの幼虫】

写真が、チョウバエの幼虫です。この幼虫は排水溝や配管に溜まった汚れの中に生息し
ます。そのため、幼虫の防除は、溜まった汚れを取り除くことが大切です。根本的には
排水溝や配管に汚れが溜まりにくい構造にすることですが、それが難しいのであれば、
こまめな清掃が効果的です。

チョウバエを根絶するには、目につく成虫だけでなく、見えない幼虫をしっかりと防除
することが必要です。

清掃による対策を行う場合、チョウバエが幼虫でいる期間は(種類や環境、各個体によっ
ても差はありますが)1週間~2週間程度といわれているので、1週間に1回程度はしっかり
と清掃をし、汚れを溜めないようにする必要があります。

ただ、清掃が難しい場合も多くあります。殺虫剤による防除は効果的であり、幼虫の生
息場所に適切な薬剤を施工できれば大きな効果が得られます。しかし、状況により使用
する薬剤や施工方法は異なってくるため、プロによる調査が必要になる事もあります。

チョウバエを見かけたら、気づかない箇所で水廻りに汚れが溜まっているかもしれません。

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