屋外から侵入する虫の紹介と調査
2022.10.27
10月に入り肌寒い日も多くなってまいりました。
我々にとって過ごしやすい季節ですが、多くの虫にとっては寒さをしのぐ為、暖かい場
所を探し求める季節でもあります。
さて、建屋内には様々な虫が侵入してきますが、今回、私が防虫管理を行っている工場
でこのような虫を捕まえました。
見たことがない方もおられるのではないでしょうか。
こちらは体長6cmの【オオゲジ】という虫です。
見た目のインパクトがすごいですね・・・
このオオゲジは通常、山林内や洞窟に生息しており、昆虫などを捕らえて食べています。
ムカデの仲間であり、毒牙を持っています。しかしとても臆病な性格で積極的には噛ん
できませんが、噛まれると結構痛いそうです。
また、危険を感じた時には自切といって自分で脚を切り離して逃げる習性があり、ゲジ
類はムカデ同様、壁も移動できる為、異物混入が問題になるような食品、医薬品、精密
機器の工場では気を付ける必要があります。
対策が必要な場合、工場の立地や建付け、築年数によっても対策や効果は変わってきま
す。当社では侵入の可能性を少しでも減らすための取り組みとして設備面、運用面から
もアドバイスさせていただきます。
余談ですが、今回捕獲したこのオオゲジは当社の昆虫分析担当が喜んで持ち帰り、自宅
で飼育してくれています。飼育中に脱皮を行い、捕獲時より成長しているようです。
どこまで成長するのか楽しみですね。
また特徴的な虫を捕獲しましたら紹介させていただきます。
カテゴリー:衛生環境管理サービス