レジオネラ属菌の検査
2023.03.31
先日ある温泉施設で、基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出されたというニュースがありました。
定期的な湯の入れ替えや消毒を怠っていたことが原因だそうです。
レジオネラ属菌自体は、土壌や河川など私たちの周りの環境に広く生息しており、それほど増えること
はありません。ただし、浴槽やプール、冷却塔などの水が停滞している場所では、レジオネラ属菌が急
激に増えることがあります。
レジオネラ属菌に汚染された水が人の体内に入ると、レジオネラ症を発症することがあります。
レジオネラ症の主な症状は肺炎で、高齢者や抵抗力の低下している人は感染しやすく、死に至る場合も
あります。
感染を防止するには、感染経路となる設備の管理が重要となります。
定期的にレジオネラ属菌の検査を行って、汚染状態を把握しましょう。
レジオネラ属菌の基準
●浴槽水 10CFU/100ml未満 「公衆浴場における水質基準等に関する指針」厚生労働省
●冷却塔水 100CFU/100ml未満 「レジオネラ症防止指針」厚生労働省
※検査頻度や検査内容は、各自治体の条例によって定められています。
詳細は管轄の保健福祉事務所にご確認ください。
カテゴリー:衛生環境管理サービス