貯穀害虫について
2023.10.13
貯穀害虫とは、貯蔵穀物などで繁殖する害虫のことを言います。
米や麦などの穀物、若しくは小麦粉やパスタなどの加工品は一ヶ所で大量に保管され
ている事が多いため、その保管場所はそれを専門に食べる昆虫にとっては非常に繁殖
しやすい環境となります。そのため、これら貯穀害虫の防除は困難である場合が多く
あります。
【コナナガシンクイの成虫】
写真は、貯穀害虫の一種のコナナガシンクイです。
貯穀害虫には様々なものがいますが、ノシメマダラメイガのようなガ類や、上記写真
のような甲虫類が主に問題となります。
倉庫や工場で見つかるこれらは、どこで持ち込まれるのでしょうか。
貯穀害虫となりうる昆虫は野外にも多く発生しております。図のように、穀物やその
加工品が通る各ポイントの貯蔵場所に入り込む事があります。入り込んだ昆虫が貯蔵
物での繁殖をし、それに加え、貯蔵物から出た粉屑やゴミなどがたまった場所も発生
源となります。
環境等により様々な昆虫が発生するため、我々は、その虫や環境によってのそれぞれ
の対策をご提案することができます。
カテゴリー:衛生環境管理サービス