手術室清掃でソレを見落としてはいけません
2024.09.30
手術室では高い清浄度環境の保持が要求されます。と言って清浄度維持のために手術室を
無菌化する必要はありません。手術室の清浄度を維持する際に注意すべきことは
①血液や体液などの有機物の除去
②ほこりの堆積や飛散の防止
③高頻度接触面の清浄化
です。
これらの注意すべきことを日常清掃の中で適切に行えば、手術室の清浄度を維持することが
できます。ですが手術室の日常清掃は時間との戦いでもあります。術間清掃では次の手術開
始時刻に間に合うように、適切かつ迅速に清掃を行わなければなりません。終業時の清掃で
も翌日の手術準備にはやく取り掛かれるように、速やかに清掃を終わらせなければなりませ
ん。ただ時間に追われて作業を行うと、どうしても作業の漏れや見落としが起きる可能性が
高まります。
当社ではこうした清掃作業の漏れや見落としを無くすため、手術室清掃の完了直後に室内点
検を行っています。清掃作業の漏れや見落としがないかどうか室内点検を行ってから看護師
の方に手術室を引き継ぎます。
今回は手術室の日常清掃の中でつい漏れてしまったり見落としたりしてしまう点を、室内点
検項目の中から一部をご紹介します。
カテゴリー:衛生環境管理サービス