チャタテムシ類は本当に壁面や天面の隙間から侵入してきているのか(検証編)

体長0.5mm~1.5mmといわれ、どんなに清潔にしている部屋でも捕獲されることがあるチャタテムシ類(コナチャタテ科)。発生原因としてあげ られるのは付近に塵埃が溜まっていないか、段ボール類の持ち込みが無いかなどですが、わずかな隙間から侵入してくるとも言われています。そこで、巾木の隙 間やつなぎ目部分にすき間が生じている場所で、本当にチャタテムシ類が捕獲されるかどうか検証を実施いたしました。

手法

チャタテムシ類が進入してきそうな隙間を養生テープで塞ぎ、一定時間後養生テープにチャタテムシ類が捕獲されていないかを確認する。

●巾木部分

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●天井と壁面のつなぎ目部分

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●点検口の隙間

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結果

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全ての箇所において捕獲が確認されました。

そもそもチャタテムシ類は建築木材に付着していることも多く、建屋が完成した当初からすでに住み着いていると言われています。加えて、特に天井 裏については清掃の実施が難しく、塵埃や有機物が溜まりやすい環境です。その結果、わずかな隙間でもあれば、そこから侵入してきてしまうことになります。

次回は隙間からの侵入を抑えるためにはどのような対策が有効かを検証した結果をご報告いたします。

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