石綿粉じん濃度測定
健康被害防止を目的として労働衛生基準法・石綿障害予防規則・大気汚染防止法などにより、アスベストの取り扱いや管理法が定められています。各都道府県では、これらの法律を基に調査分析マニュアルを作成しています。
弊社では、それぞれのマニュアルに応じたサンプリング・測定を承っております。
石綿粉じん濃度測定
石綿除去作業における空気中の石綿粉じん濃度を測定致します。
JIS A 3850-1、アスベストモニタリングマニュアル、各都道府県で定められた測定条件等に基づいた測定方法により実施致します。
その他、一般環境の大気測定も承っております。
各都道府県により測定条件・測定箇所等異なる場合がございます。お気軽にご相談下さい。
石綿粉じん濃度測定のサンプリング・分析方法
石綿粉じん濃度測定は基本的にJIS K 3850-1、アスベストモニタリングマニュアル、
条例に基づいた測定方法により実施致します。基本的なサンプリング・分析方法は以下のとおりです。
①サンプリング条件に合わせてメンブランフィルターをセットしたフィルターホルダーとエアーサンプラーを準備します。
②フィルターホルダをエアーサンプラーの吸引側に装着し、作業対象建屋の方向に向けて高さ1.2~1.5mの高さで三脚に固定します。
③エアーサンプラーの吸引流量をサンプリング条件に合わせてサンプリングを開始します。
④サンプリングを終えたフィルターホルダーからメンブランフィルターを取り出し、アセトン/トリアセチンを用いて標本を作製する。
⑤作製した標本を顕微鏡で確認し、長さ5μm 以上、幅(直径)3μm 未満で、かつ長さと幅の比(アスペクト比)が3:1以上の繊維状物質を計数の対象とし、計測します。
⑥計測した繊維状物質の数を総繊維数濃度の計算式にあてはめて石綿粉じん濃度を求めます。
⑦石綿粉じん濃度が出たら測定結果速報としてメールで送信(FAXも可能です)します。
⑧全ての作業工程の測定が終了したら測定結果・測定条件・測定記録・測定箇所図・測定写真をまとめ、報告書としてご提出します。