洗剤の取り扱いで注意すべきこと5つ

2012.10.31

10月20日、東京メトロ丸ノ内線の駅に停車中の電車内で、アルミ缶が破裂し14人が軽傷を負う事故が発生しました。事故原因は、アルミ缶に入れていた強アルカリ洗剤がアルミと化学反応を起こして水素が発生、缶の中で水素が充満して膨張・破裂したものとみられています。

市販されている安全性の高い洗剤でも、取り扱い方を間違えれば人体に影響を及ぼしたり、建材を傷めたりする恐れがあります。

洗剤の取り扱いに関する注意点は以下のとおりです。

?「洗剤を併用して使わないこと」
塩素系洗浄剤(塩素系漂白剤、塩素系カビとり剤など)は酸性タイプの製品(トイレ用洗剤、食酢、アルコールなど)と併用しないこと。有害な塩素ガスが発生して危険です。

?「他の容器に移し替えないこと」
洗剤を専用の容器から別の容器に移し替えると、移し替えた容器が破裂したり破損したりすることがあります。洗剤を他の容器に移し替えることは危険です。

?「目や皮膚に注意」
目に洗剤が入ってそのまま放置すると失明の恐れがあったり、皮膚に洗剤がついたりすると皮膚を傷めたりすることがあります。ゴーグル(メガネ)や保護手袋などを着用して、洗剤が付着するのを防ぎましょう。

?「換気しましょう」
洗剤を使用するときは、窓や扉をあけ、換気扇を回すなどして換気しましょう。1つの場所で2か所以上開放したほうが換気の効果が上がります。閉めきった場所で洗剤を使用すると、気分が悪くなったり、せきこんだりすることがあります。

? 「濃度を守りましょう」
洗剤には最適の使用濃度があります。濃度を2倍にしたからといって効果が2倍になるものではありません。洗剤は指示された濃度を守って使用しましょう。

※ 上記注意点のほか、洗剤容器に記載されている表示を確認し、注意点を理解してから使用しましょう。

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