ノミバエについて
2020.11.02
ノミバエは、非常に小さく食材や食品に混入するリスクがとても高い害虫です。
ノミバエの成虫は約2~4mmと小さく、メスの成虫は一度に100個以上の卵を産み、卵は
約2週間で成虫となります。また、小さく餌も少量でよいので、成長が早いので発生源を作
ると、例年多数発生します。また、私たちの食べ物にも卵を産むことがあり、卵ごと体内に
摂取してしまうと下痢や腹痛の症状が現れることがあります。
発生時期は、初夏から晩秋までの暖かい時期が主です。しかし、屋内では年中発生するの
で寒い時期になっても1匹でも見つけたら即対策することをおすすめします。
ご家庭での対策は、大きく分けて3つあります。①熱湯をかける、②発生源を作らない、
③殺虫剤を使用し駆除する。
①ノミバエの卵・幼虫は熱に弱いので排水溝などが発生源の場合は、熱湯をかけることで
簡単に駆除することが出来ます。ただし、成虫の駆除は殺虫剤を駆使することが必要です。
②家庭内での対策としては、ゴミ箱や台所に残った生ゴミが発生源となることが多いので、
清潔にすることを心がけましょう。さらに、ゴミ箱を蓋付きにすることで発生リスクを抑
えることも可能です。そして、成虫のノミバエの侵入を防ぐため網戸の網目を細くするこ
とも効果的です。
③殺虫剤を使用する際には、直接エアゾール式殺虫剤を噴射します。そして、排水管経由で
発生した場合には、成虫・幼虫を薬剤駆除した後、卵を残さずしっかり洗浄することが大切
です。
カテゴリー:衛生環境管理サービス